ジェンダーバッシングがやってきた。

ベロペロネ


新座には無縁かと思っていたら、やっぱりジェンダーバッシングの動きが市議会からやってきました。 
3月議会の本会議で、保守系の市議がジェンダー・フリーについての一般質問を行いました。
質問の内容は
1.ジェンダー・フリーについて
 児童生徒の健全育成を図る上での教育のあり方について、男女の差別をいかに踏まえるかに関し、次のとおり問う。
 (1)男女共同参画社会を築くこととジェンダー・フリーの考え方の関連如何。
 (2)ジェンダーにかかる教育指針の有無等。
 (3)ジェンダーにかかる教育現場の実際、それは妥当なものか。偏重はないか。
 (4)教員間または学校と家庭間において、ジェンダー・フリーについて協議や協定あるいは暗黙の了解等の有無。
というものです。
これに対して、質問者と関係当局のやりとりは、一口に言って、「行き過ぎた性教育は問題」「男らしさ、女らしさの違いがあってこその男女共同参画」「ジェンダー概念はマチマチなので、県も教育委員会も“ジェンダー”や“ジェンダーフリー”は使わない」「東京都の教師の行き過ぎ」という、各地のジェンダー・バッシングの定番どおりの内容で、私たちはあ然としました。
答弁の内容は、明らかに新座の男女平等行動プランや男女共同参画推進条例の理念に反していると考え、いまこの動きを注視しています。


前日、女性のネットワークから次のようなメールが入っていた矢先でした。


 もうご存知かもしれませんが、3月18日から、文部科学省がそのホームペー>ジに「教育御意見箱」を設けました。 
http://www.mext.go.jp/a_menu/goikenbako/index.htm

 これは、3月4日(金)の参議院予算委員会での山谷えり子議員の中山文部科学大臣への質問(「行過ぎた性教育」「ジェンダー」を使わないように等の)から要請されたもので、テーマ別に意見や情報を募集しているものです。この中に男女平等教育の項目があります。
 電子メール又は郵送となっていますが、あちらは当然組織的に物量作戦を取るものと思います。男女平等教育の必要性、歪曲された情報が新聞等で流されていることでの問題、ジェンダー平等教育の必要、ジェンダー平等は国際的に当然とされていること、など日頃のご活動の中からご意見をお出しいただきたいと思います。


周りの方にもぜひ呼びかけていただきたいと思います。