上野千鶴子さんからよびかけ

トケイソウ


ジェンダーバッシングが、とうとう学会にまでおよんできました。
東大教授の上野千鶴子さんから、次のような「よびかけ」がありました。


ジェンダーフリーバッシングが拡大し、ついに国会その他での政治家などの発言の中に、「ジェンダーという用語を使うな」、「大学のジェンダー関連講義を廃止せよ」という発言が登場し、さらに男女共同参画 基本法に対する攻撃まであらわれました。
事態の変化は予想以上に急速かつ深刻と思われます。「ジェンダー」という用語は、国際的にも学術用語として確立しており、ジェンダー研究において、分析カテゴリーとしての「ジェンダー」概念の有効性は証明 されています。
このような形でジェンダー概念を強制的に使用できなくされるとすれば、それは、「学問の自由」に対する侵害ともなりかねません。
このような事態に対 して、多くの方々が憂慮を共有してくださると考え、できるだけ効果的な対抗を実現するために、みなさんに呼びかけます。(後略)

私たちもこの事態を重視し、全国的に広がりつつあるジェンダーバッシングに対抗するため、新座の二つの公民館の女性セミナーで取り組むよう、いま、市民参加の企画準備会ですすめています。